第13巻 第1号(2016年11月発行)
巻頭言
野草のように逞しく 山中寿江
特集:質的研究の理解―実践をより良くするために―
質的研究とは何か
―実践者に求められるその本質的で包括的な理解のために― 大谷 尚
質的研究はどのように教室の中の子ども理解を促進するのか
―実践に埋め込まれた内潜理論の発見― 丸山広人
実践から質的研究へ
―学校現場の実践家への期待― 家近早苗
養護教諭として質的研究に取り組む
―養護教諭だからこそわかる思いを共有するために― 松永 恵
研究論文
養護教諭の成長を捉える視点に関する研究(第2報)
―ある養護教諭のライフストーリーからみた自己実現過程に着目して-
上原美子・秋山緑・亀崎路子・河野千枝・小池ま帆・山田小夜子・渡辺美恵
子どもの思いを察し,勇気づける養護教諭の対応の課題と意義
―事例検討会後の振り返りから― 桑野千春・松永 恵・亀崎路子
問診票とチェックシートを利用した保健室における個別的保健指導(第2報)
―震災後の高校生の来室と養護教諭の対応についての実態と、養護教諭の振り返り―
只野喜代美・永岡富紀子・山内順子
会員の声
3.11を忘れないために、取り組んできたこと
―被災地訪問、保養ボランティア、そして学校での取り組み― 豊岡美智子
被災地の子どもたちの居場所としての寺子屋 小松香里
第12回学術集会報告
基調報告要旨
養護教諭の実践と研究 ―本学会のあゆみから見えてきたこと― 大谷尚子
特別講演要旨
最近の子どもの健康課題とその対応 森田光子
テーマ企画 ミニワークショップ
実践研究への導入
―問題意識をもって記録をしてみる― 第12回学術集会実行委員会
第14回ワークショップ報告
特別支援における養護教諭のかかわり―合理的配慮を視野に入れて―
(出原嘉代子・河野千枝・中西 規・武井優子・岩﨑順子)